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「写真部として」 十一月。学園祭と同時に我々写真部の活動もフィナーレを迎えた。そして暗室は封じられた。おそらくもう、誰もその扉をノックすることはないのだろうと思う。あの混沌とした闇。鼻をつく酸性のニオイ。うっとうしいくらいの湿潤さ。ガムテープでがっちりガードされた窓。沈うつな空間。誰かが忘れていったアルトリコーダー。切り刻まれた消しゴムの数。壁に打ちつけられた五寸釘。ごみ箱に渦巻くネガ。某教師の原寸大パネル。部屋の片隅にひっそりと咲く野菊。一度入ったら出るに出られない二重ロックの謎。誰かが持ち込んだのか、いつもお腹を空かせては鳴くフェレット。今だに片づかないパーティ会場のあと。夜中にトラック二周してから熟睡する二宮さん。いくら止めても鳴り止まないQちゃんの目覚まし時計。小学生のころから早稲田に行きたかった広末涼子。膀胱の筋肉に自信を持つ副部長。景気の悪い日本経済。お鍋をしたいが、白菜が高いこのご時世。マヨネーズはキューピーよりも味の素派。寒さに耐え兼ねて流血する乳首。♪ふーたごーのチーチとカーカ。行先の分からないリル。限りなく透明に近いブルー。寝ても覚めても、覚めても寝ても。ポニーの丘。偽ポニーの丘。アンソニー。
顧問の教師の一言: |






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